こんにちは。発達障害ママです。今回は、脳科学者 澤口俊之先生の本「発達障害の改善と予防」という本についてレビューしたいと思います。
澤口先生といえば、フジテレビ系列の「ホンマでっか!?TV」でさんまさんにいつもイジられて頭を抱えている姿が印象的ですが、発達障害の分野では権威なんですね。
澤口先生の公式ホームページはこちら
この本を読んだきっかけ

Amazon Kindle版の表紙
我が子は現在3歳で、1歳半頃から発達障害じゃないかとつねづね不安に思っていました。そこで、発達障害は8歳までなら予防・改善ができると澤口先生が研究をされているので、我が子の療育を見据えて本書を読むことにしました。
書籍では、0歳から8歳まで1歳ごとに発達障害を予防し、脳を育成する育て方について書かれています。
一貫して説いている育て方
澤口先生が年齢をまたいで何度も主張されていたのが、母子のスキンシップと食事(魚中心の和食)と親の夫婦円満でした。
残念ながらすでに離婚してしまっているので、3つ目はカバーできそうにありません……。
我が子が発達障害かもしれないと思う要素
- 私が広汎性発達障害で、元夫がアスペルガー症候群の可能性が高いので、必然的に遺伝している確率が高いこと
- 我が子は、私や、話しかけてくれる人と目を合わせないことが時々ある
- 物へのこだわり、執着心が強い
- 叱ってもヘラヘラしていて私が怒っていることを理解してくれない
- 寝ているとき以外は走り回るか歩き回るかのどちらかで常に動いている
- 食事をじっと座って摂ることをせず、立ったまま食べたがる
- ボールをど直球に投げる。上に弧を描いてキャッチボールができない
- 癇癪のレベルが尋常ではない。叫び声が近所迷惑レベル
まだ上げだしたら枚挙にいとまがないですが……、ひとまずこれぐらいにしておきます
3歳の時点で行う育児方法について抜粋

母と子で絵本を読み合ったり、歌を一緒に歌う。
箸を使って食事をさせること。補助箸はNGとのこと。
多少危険なことを含んだ遊びを、同年輩の友達と集団で自由にさせる。
時間を守らせることと、挨拶をさせることをしつける。
発達障害的な症状が出ても、通常の保育園に通わせる。英才教育は不要。発達障害児向けの施設などに行かせるのはNG。ただし科学的にアプローチしている施設であれば、補助的な位置づけで時々通わせてもよい。
同年輩とのコミュニケーションが重要。多少のケンカもしたほうが良い。身体の痛みを介して心の痛みを理解するという経験が、他人の心の痛みを分かるような人に成長する。
出典元:「発達障害の改善と予防」澤口俊之
自分に必要なこと、できていることが明確になった
書籍を読んで、自分が知らぬ間にできていたことがあって嬉しかったことと、また、現時点でできていないことが明確になったのがとてもためになりました。
購入して良かったと心底思います。
多動でこだわりも強くて育てにくいと日々感じますが、それでもかわいい我が子の前では、笑顔で接することが重要なんだなと思います。
4歳以降についてもリマインダーとして記事にUPしていきたいと思います。
私の父のように、叩く蹴る、真っ暗な部屋に閉じ込める、罵声を浴びせるというのがしつけではないんだと再認識することもできました。